Death and Taxes
Death and Taxes
Death and Taxes
LegacyはNo Changeでしたね。
そろそろリストが短くされる作業があっても良い気がします。

詳しいデッキ解説は、happy mtgにて詳しく掲載されると思われるので省略。
デッキ相性、サイドボードのインアウトなども同じく省略。
カードに焦点を当て、採用理由と役割、適切な枚数を主に考える。

1Mana 12
4《ルーンの母》
4《霊気の薬瓶》
4《剣を鍬に》

2Mana 12~16
4《スレイベンの守護者、サリア》
4《ファイレクシアの破棄者》
4《石鍛冶の神秘家》
0~4《セラの報復者》

3Mana 6~10
2~4《ちらつき鬼火》
0~4《ミラディンの十字軍》
0~2《エイヴンの思考検閲者》
0~3《コロラードのマンガラ》

Equipment 3
1《梅澤の十手》
1《火と氷の剣》
1《殴打頭蓋》

Lands 23
9~10《平地》
3《Karakas》
0~1《永岩城》
1~2《地平線の梢》
1《魂の洞窟》
4《不毛の大地》
4《リシャーダの港》

まず、一般的なレシピ。
メインは既にほぼ完成されていて、大半が同じ形を取る。

2種8枚の1マナ域、1種4枚の除去。
2種8枚のヘイトべアー、4枚の石鍛冶と装備品3種。
ここまでがデッキのいわば軸、骨格であり、ここは変更される事は無い。
固定枠の理由の解説は、また後ほど行う。

また、土地の枚数も一貫して23枚。
装備品、リシャーダの港の為に一定のマナは必要となるので、最低枚数。
色マナもダブルシンボルを要求される為、14~15から動かすのは避けたい。


これで残りの枠が10枚。
ここに採用されるカードは、その殆どがに殴る為の打点のあるカード。
加えて、回避能力などを備え、効率的なダメージが見込める事が望ましい。

デッキコンセプトに触れる事になるが、これはデッキがアグロである事に由来する。
ヘイトべアーを要するが、これらはロックを掛けるだけの力は無い。
これらは相手の行動を阻害し、自分の土俵に引きずり込む為の手段。
特定のコンボデッキを除き、所詮は時間を稼ぐ為のカードに過ぎない。
それ故、その時間内に勝つのが理想的であり、効率的かつ早い打点が理想になる。
逆説的にこの殴り合いの盤面に持って行く為に、ヘイトべアーは採用される。

そこで採用されるカードが《セラの報復者》《ちらつき鬼火》
《ミラディンの十字軍》《エイヴンの思考検閲者》の4枚になる。
何れも飛行或いはプロテクションと回避能力持ちだ。
打点は《セラの報復者》《ちらつき鬼火》が3点《ミラディンの十字軍》が4点。
この3種類は白の2~3マナ域としては、歴代で上位の火力を誇る精鋭だ。
他の色を見ても、回避能力と合わせ、これ程の打点を有するのは中々いない。
《秘密を掘り下げるもの》《ヴェンディリオン三人衆》くらいなもの。
この3枚はその打点と回避能力で十分に採用理由を満たしている事が解る。

では2点の打点で《エイヴンの思考検閲官》は何故採用されるのか。
今さら言う必要のあるものでもないが、受けの広く効力の強い能力による。
コンボなどに対抗する為には、何かしらの妨害能力を有した生物が欲しい。
2種のヘイトべアーが引けなかった時に、9枚目以降としても数えられる。
加えて言う事があるとすれば、瞬速による使い勝手の良さも挙げるべきか。
《霊気の薬瓶》が無い時の全体除去の被害を抑える。
《秘密を掘り下げつもの》への、疑似的な除去として機能する。
などは動きの幅が少なく、除去も薄い白単では重宝する。
この様に多様な受けを持つ為、疑似的な引きムラの防止として少数枚採用される。

残り10枠の殆ど、その例外が《コロラードのマンガラ》だ。
元々はこのカードを軸としたボードコントロールだった。
…のだが、このカードのコントロール力だけは勝て無くなってしまった。
その為、現状では自分の負け確を簡単に作らない面が最も大きいと思われる。
また、除去の水増し、数少ないアドバンテージ源でもある。
…のだが、正直アドを取るより殴った方が勝ちに近づく様に感じられる。
除去の水増しによる、デッキの対応力の増加程度に捉えた方がいいだろう。



いよいよ、固定スロットを見て行こう。

まず、《剣を鍬に》。特に言う事は無い。
盤面に触れるカードがある事とない事は雲泥の差だろう。
気を付けたいのは捌いて勝つデッキでは無いという点か。
デッキのモットーは“自分の土俵での相撲”。
それを邪魔するカードと、その土俵上で邪魔になるものに絞って除去をする事。
何れのカードも環境上に存在する為、というのが採用理由か。
枚数についてはそのカードが4枚である事が多く、同数欲しいと言った所。


次に2種のヘイトべアー。
このデッキを体現する2枚であり、同時に複数枚引いた時の扱いが難しい2枚。
だが初手に必ず欲しいカードでもあり、枚数は削れない為に4枚の採用。

《スレイベンの守護者、サリア》は、ほぼ全てのデッキに効力を発揮する。
除去のコストも増大する為テンポ損はほぼ無く、時間を稼ぐにも持ってこい。
先制攻撃の御かげである程度の点数を稼ぐ事も可能。
このカードがあるが故に、このデッキが存在すると言っても過言ではないだろう。

そして《ファイレクシアの破棄者》。
このカードもまた受けが広い。また、アグロが苦手なBG系統、奇跡に刺さる。
だがそれ以上に《スレイベンの守護者、サリア》との相性が優れている。
エルフ、SnTなど、彼女が苦手なコンボへの耐性を高められる。
この2種で環境上のコンボデッキに対して、ある程度の耐性が確保できる。

他のヘイトべアーを差し置いて双方の採用理由は、能力の受けの広さ。
《エーテルの法学者》などは効力は絶大だが、受けが狭く安定性を欠く。


続いて《石鍛冶の神秘家》。
《スレイベンの守護者、サリア》と並び、もう1つのキーパーツだろう。
その能力を最大限発揮する為には、時間もマナも掛かる。
さらに、デッキ内に《殴打頭蓋》という単体でほぼ不要碑も1枚積む事になる。
テンポを重要視するデッキでの、5マナへの到達は理想的な展開では無いだろう。

それにも関わらず採用されているのは、上記2種のサポートが出来る点が大きい。
“時間を作る為のカード”を“試合を決めに行くカード”へと変貌させられる。
ドロー操作の無いデッキにおいて、引きムラの改善はデッキの強さに直結する。
全てを有効碑に変えられるのは、他のカードには到底できない芸当だ。

採用する装備品は、3枚。
他の生物が居なくても戦え、速やかに場に影響を及ぼせる《殴打頭蓋》。
貴重な除去能力を持ち、盤面の支配力が強い《梅澤の十手》。
《真の名の宿敵》を突破でき、誘発能力がより優れる《火と氷の剣》。

装備品による息切れ防止、引きムラの改善が採用理由となる。
息切れ防止の意味も含む為、速やかに終わらない場合、試合中に1枚は欲しい。
枚数については上記の通り、代役が無く、引きたいカードでもある。


最後に《ルーンの母》と《霊気の薬瓶》の2枚。
何れもテンポが重要なデッキの根底を担う1マナ域のカードだ。

まずは《霊気の薬瓶》。
展開速度の上昇によるテンポ面の底上げ。
これが速やかに殴り切ると言う、コンセプトの後押しであり採用理由。
副次的な効果として、インスタントタイミングでの行動付加。
白単色ながら変則的な動きを可能にし、柔軟性の上昇に繋がっている。
そして、カウンター耐性の上昇による青いデッキへの相性の上昇もある。

そして《ルーンの母》。
言わずと知れた、避雷針。これで十分な理由になるだろう。
相手にとって脅威になるカードの存命率を上げられる事が一番の理由。
次いで、膠着状態の突破力上昇にも使用でき、試合を決めに行ける能力。
前者が、望む盤面の構築へと運べる可能性の上昇。
後者が、その理想の盤面や展開の間に、試合を終わらせる為のサポート。

枚数は初動の能動的な動き、つまり、キープ基準となるカードでもある。
能動的なデッキの場合、それらはデッキに8枚は最低枚数として欲しい。
そして、採用するに至るカードパワーを有するのはこの2種類だけだ。

以上を整理すると
――――――打点+α――――――
2Mana 0~4
0~4《セラの報復者》
3Mana 6~10
2~4《ちらつき鬼火》
0~4《ミラディンの十字軍》
0~2《エイヴンの思考検閲者》
0~3《コロラードのマンガラ》
合計10枚
―――――ヘイトべアー―――――
2Mana 8
4《スレイベンの守護者、サリア》
4《ファイレクシアの破棄者》
―――息切れ防止+打点上げ―――
2Mana 4
4《石鍛冶の神秘家》
Equipment 3
1《梅澤の十手》
1《火と氷の剣》
1《殴打頭蓋》
―――――――――――――――
この役割に当てはめて考えた場合、《迷宮の霊魂》はヘイトべアー。
《オレスコスの王、ブリマーズ》は打点役に分類される事になる。
必ずしも同じ役割のカード同士を変える必要は無いが。

次回は打点役のそれぞれの特徴でも。

コメント

かっこかり
2014年2月3日21:17

良記事ですね。続きも期待してます。

kafe
2014年2月3日21:49

ありがとうございます。
そう言って下さると、モチベーションになります!

言っている事自体はEDHの時と何も変わって無いのですが…(苦笑
デッキコンセプトを重視して“一貫性を持つ”という点しか書けてないです。
後半が終わったら、次は違う視点からの考察に挑戦してみます。

アンノーン
2014年2月3日21:59

デスタクの構築検討中なので非常に参考になりました!続きもお願いします。

kafe
2014年2月3日22:09

ありがとうございます!
為に成ったと言って貰える様、頑張りますm(_ _)m

しろ
2014年2月8日23:15

リンクさせていただきます。
普段デスタクを使ってるので参考になります。

kafe
2014年2月12日16:54

リンクありがとうございますm(_ _)m
何かご指摘の部分がありましたら、是非お聞かせ願います。

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