【PTCG】記憶のほこら + MミュウツーEX
【PTCG】記憶のほこら + MミュウツーEX
ポケモン 13
4ミュウツーEX(XY8 赤い閃光)
3MミュウツーEX(XY8 赤い閃光)
2クレセリア(XY8 赤い閃光)
2ガマゲロゲEX(XY3)
2シェイミEX(XY6)

トレーナー 36
4プラターヌ博士(XY1 コレクションX)
4サナ(X30)
2フウロ(SNP)
1サカキの計画(XY8 赤い閃光)
1AZ(XY4)
2フラダリ(XYA)
1オカルトマニア(XY7)

3バトルサーチャー(XYB)
4ハイパーボール(XYA)
2メガターボ(XY6)
2まんたんのくすり(XYF)
2ポケモン入れ替え
3ミュウツーソウルリンク(XY8 青い衝撃)
1ちからのハチマキ(XY1)

3記憶のほこら(XY5 ガイアボルケーノ)
1パラレルシティ(XY8 青い衝撃)

エネルギー 11
4ダブル無色エネルギー(XY1 コレクションY)
7基本超エネルギー


記憶のほこら+MミュウツーEX(赤い閃光 Y)のリストが探しても見つからなかったので、叩き台。

MミュウツーEX(赤い閃光 Y)は、技の特性上エネルギーの数が多い程にその強さは上がっていき、エネルギーの加速を組み合わせる事が必要に思えるが、その実、互いのエネルギーを数える関係上、自分の技の起動分だけで70点、相手側も同数の技を使用していれば130点とこの段階で非EXのたねポケモンを倒すのに十分な火力を確保している。ここから、一つ増えて5つで非EXの2進化まで圏内の160点、6つで190点、7つで210点、8つで240点となる。
EXポケモン、M進化ポケモンはその特性上、素早い確保と場持ちが良さからエネルギーが重い大技との相性に優れ、非EXポケモンの活躍の可能性を残すというデザイン上の観点からも、主力技には2~3エネの技を主軸に4エネまでを扱う事が多い。M進化に至っては最低値が2エネであり、主に3~4エネの技を持つ。

この辺りの、非EXとEXの関係のデザインは面白い。EXは欠点であるサイドレースの不利を補うべく、その耐久のラインが引き上げられており、1枚のカードで2枚のカードと交換できるように通常より技も強く考慮されている。一方で、最近ではその技の起動を多少重くし、たねポケモン故に早期に盤面に干渉できる利点は発揮させ辛くしているように思える。これは最近のEXポケモンには多い傾向にあり、BW時代のEXポケモンとは異なる。例えば、ランドロスEXやコバルオンEXなどが顕著であり、1エネで起動する技としては破格の性能を持ち、高いHPからくる場持ちの良さ、たねポケモン故の盤面構築の速さ、デッキスロットの圧縮と合わさり、高い安定性と環境制圧力を誇ったと考えられる。かのガマゲロゲEXもXY環境のカードではあるが、実質的な1エネでの起動と高いロック性能、そのスロットの余裕を生かし自身に足りない打点を補えた。
また、特性に関しても同様である。今回、かけつけるの同等の効力を持つ、なりかわるを持つゾロアークの登場は、特性を欲しいが為にあらゆるデッキにかけつけてしまったケルディオEXを顧みて、進化ポケモンにその役割を与える事でデッキスロットの観点、盤面への干渉速度の双方を落とし、その調整を図ったと考えられる。尤もこれに関しては、EXポケモンの強力な特性にはBW時代からダークライEXやビリジオンEXのように、エネルギーを追加条件に加えたりとバランス調整を感じさせる為、ケルディオEXとかるいしの組み合わせが予想を上回る強力さだったとは考えられる。

この様にEXポケモンのデザインには見直しがあったように見受けられるという話から立ち返って、つまり、この打点計算にあたり、EXの180点を超えるラインである6つの内、3つないし2つは相手側が確保しくれる事なり、M進化に至っては3つまたは4つを確保してくれる事を期待できる。その為に、実質的にMミュウツーEXを動かすに当たっては必要なエネルギーは3つもあれば大方の場合に於いて事足りる。
この事から、MミュウツーEXを運用するにあたっての問題点は、それがM進化ポケモンである点こそが最大であり、エネルギーの加速よりもその場持ちを優先させた方がM進化ポケモンの特徴である高いHPと立て辛さを緩和できより利点を発揮できると言える。

ここで、素人考えでまんたんのくすりに囚われ、後ろに1進化のフレフワンを立てるフェアリー系での構築を考えた訳だが、M進化+ソウルリンク、1進化、まんたんのくすりとスロットを食う上に、タスキが辛く弱点をとれる格闘に勝てない。進化前は弱く、M進化が必須でありグッズロック系も刺さる。よるのこうしんには逆立ちしても勝てず、ガマゲロゲEXが必要になり、その足回りを軽くする為にフェアリーガーデンが入りデッキスロットの圧迫に歯止めがかからない。
と、諦めかけていた訳だが、世の中では記憶のほこらに注目し、この問題を解決していた。
改めてこの利点は、まずエネルギーを超に絞れる事にある。この事により進化前のEXの状態でのバーストボールが使用可能になり、M進化を行わなくても最低限の能力が保障される。そして、この記憶のほこらを利用したチェンジバーストにより、自身のダメージの回復とダメージの両立を210点というラインへと引き上げながら行える点である。170点はひとつのラインであり、明確にここ目標にデッキのダメージが組まれている場合も多い。これに40点もの上乗せを行われると大半のデッキは一撃では仕留められずこの伸びは非常に大きい。

上記のEXの話で少し触れたが、EXポケモンは、非EXに対しての2対1交換が望ましい。それは、単純にサイドレースの観点からの話な訳だが、M進化ポケモンというのはそのEXに対して更に手をかける事になっており、たねポケモン特有の利点を殺している。当然、EXポケモンへの制圧力が変わるという側面は持っているが、非EXに対して同じく2対1交換に応じていては、デッキ選択の段階であたり運を大きくしており、好ましくはない。
その為に、この伸びたHPを最大限に活用する事、延いては場持ちの良さを優先する事は、M進化ポケモンを扱う上では非常に大きな部分と言える。尤も、これらの判断基準の根底にあるのはM進化ポケモンの技に依存している訳であり、その進化に使用した分のリソースを何らかの形で補えるものは当然ながらこの限りではない。例えば、MジュカインEXは技の一部としてエネルギーの加速と回復を行え、ダメージレースの観点からのテンポ確保、エネルギーというターンテンポの両方を補える。また、代表的なM進化ポケモンのMライボルトEXはエネルギー回収によるアドバンテージ、ターンテンポの双方を確保できる。また、うねりの大海にも対応しており、往々にしてこれを絡めた場持ちの良さも実現している。

総じて、その場持ちの良さと打点の確保の容易さこそがこのMミュウツーEXの特徴と言えるだろう。更に一つ言及するならば、その打点を振り返ると、70点、100点、130点、160点、190点、220点と、130点以降は、20点の上乗せで、150点、180点、210点、240点と綺麗に一つ上のエネルギーで倒せる範囲のポケモンを狩れる値になり、ハチマキやサカキの計画などとの相性に意外と優れている。


基本的には、MミュウツーEXだけで6枚取り切る形になる。
苦手な、よるのこうしんなどに対しての駒として、ガマゲロゲEXを採用。
展開を助ける逃げる0の中で、レジアイス対策に最もなると思われた、クレセリアを採用。
フウロでソウルリンクを取ってくる動きを考え、シェイミEXをサイド落ちケアの2枚。
また、上記の低エネルギーかつ高HPを生かす、まんたんのくすりと、それからのリカバリーを早める事が出来るメガターボはグッズでの盤面干渉であり、一定の速度を保てるのは嬉しい。

ガマゲロゲEXの為だけに入れざるを得なくなった、ポケモン入れ替えは不満足。
デッキとして基盤となるサポートもタイプ贔屓のものなどが無く、弱め。サナは次のサポートに繋がるかは怪しく、ジャッジマンは他のドローソースありきのカード。展開を助けるカードとしては、シェイミEXが居るが折角のMミュウツーEXを無視してサイドを取られるのは嬉しくないので、2枚目やガマゲロゲEXを不用意に展開しない様には注意したい。


正直なところ、MミュウツーEXを基調にした軸に関しての考え方はある程度納得しているが、デッキとしてはふわふわしている感じが否めない。軸は定まっていても、骨格になっていない様に感じる。

コメント

ホドホド
2015年11月2日23:20

初めまして。滋賀のポケカプレイヤーです。素晴らしデッキレシピだと思いました。参考にさせていただきます。
誠に勝手ながらリンクいただいていきますね。

kafe
2015年11月3日8:57

初めまして。リンクありがとうございます。
リストはまだまだ煮詰めていけると思いますが、参考になれば幸いです。

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